気分障害や統合失調症の生物学的基礎について、神経伝達の異常という観点から紹介します。また、発達障害など、生物学的基礎が十分に明らかになっていない心の病気についても、現時点で解明されている知見を紹介します。

 

1.統合失調症
生物学的メカニズムはまだ詳細は明らかにされていない。
主要なものとしてドーパミン神経の機能亢進が想定されている。1950年代初期に最初の統合失調症薬としてクロルプロマジンが偶然発見。

これはフランスの製薬会社から抗ヒスタミン薬として合成された薬剤しかし鎮静効果が乱されたことから統合失調症の患者に適用され一定の効果を得ました

2.うつ病、双極性障害
うつ病は抑うつ気分興味または喜びの喪失などの症状が持続する精神疾患。

3.不安障害
不安が強いため正常な機能が破綻してしまう場合不安障害
扁桃体は不安障害の発症に関与している

4.神経発達症

神経発達症群とは神経系の発達が不具合が背景に想定されている疾患

自閉症スペクトラム障害(ASD)
注意欠如多動症(ADHD)
学習障害( LD)